先生は高校生 立誠舎で「高校生そうあん塾」開催
八鹿町諏訪町にある、但馬で最古の漢学塾「立誠舎」で、「高校生そうあん塾」が7月23日24日の両日に開かれました。
八鹿高校生が先生となり、八鹿小学校の生徒37人に夏休みの宿題を2日にわたって教えるものです。
立誠舎は但馬聖人と言われた池田草庵が最初に開いた漢学塾です。
池田草庵はここで最初の塾を開き,明治維新を支えた多くの偉人を輩出しました。草庵が死んだ後も弟子たちが中心となって、「私塾山陰義塾」を作りました。後の「県立簡易蚕業高校」「県立八鹿高校」「県立但馬農業高校」へと受け継がれていきました。
学びの場である歴史ある立誠舎で、高校生が小学生の勉強の指導を行うことは大変に意義あることでした。
そうあん塾は、この催しを企画した八鹿地区自治協議会会長の植村和好さんから挨拶があり、立誠舎・池田草庵顕彰会の代表 山根功暉さんから立誠舎と池田草庵についてお話を聞き、そのあと高校生が小学生の間に入って夏休みの勉強の指導を行いました。
二日目には宿南の女性グループが池田草庵の生涯を描いた大型紙芝居を披露しました。
今回初めて聞いたり知った話も多く、高校生は、こんな意義ある場所で小学生に勉強の指導を行ったことや小学生はお兄さんお姉さんに勉強の指導をしてもらったことに喜んでいました。