国指定文化財 箕谷古墳群
養父市のつるぎが丘公園には、体育館、温水プール、グラウンド、テニスコートなどがある総合グラウンドです。
このグラウンドの奥に国指定文化財となっている史跡箕谷古墳群があります。4基の古墳のうち2号墳から出土した鉄刀に「辰年五月」の文字が刻まれていました。飛鳥時代の推古天皇16年、西暦608年を示すものです。
その後奈良国立文化財研究(現奈良文化財研究所)はⅩ線フイルム調査により 銘文は「戊辰年五月」まで解読できた。と発表しました。
文字は古墳時代では初めての鉄に銅を埋め込んだ象眼でした。
戊辰年名太刀と命名され日本の古代史の需要な資料となっています。銘文入り鉄刀を含む箕谷2号墳の出土品103点は平成4年6月22日に国指定の重要文化財に、箕谷古墳群は平成4年12月18日に国指定文化財になりました。(養父市まちの文化財より抜粋)
(発掘状況と文字入り鉄刀の写真は養父市教育委員会の提供です)